毎年3月8日は国際女性デーです。Deeper 魚群探知機 はこれからも世界中で活躍する女性アングラーのみなさまを応援するとともに、男女関係なく釣りの魅力が広まり、多くの人が釣りを楽しんでくれることを願っています。
今回は兵庫県を中心に活躍するSundayこと、坂本真理(さかもと まり)さんへのインタビューの内容をお伝えします。ご自身が釣りを始めたきっかけから、釣りの魅力まで存分に語っていただきました。これから釣りを始めてみようかなと持っているかたにもぜひ読んでいただきたい内容です!
釣りをはじめたきっかけはなんですか?
もともと私の父が釣りをする人で、物心ついたころには四日市の実家のまわりで釣りをしていたと思います。小学校の時、初めておこづかいで釣り竿を買いました。小学生なのでいわゆるフツーの竿ですが(笑)四日市でも私の家は山の方にあって、いわゆる“日本の田舎”みたいな風景の中で育ちました。川でひとりや友達とハヤ、フナ、アマゴ、ウナギ、ナマズ、アユ…週末になると父と一緒に海でコチ、カレイ、ハゼ…一通りの釣りはしましたね。社会人になって免許を取ってからは車を運転して一人で釣りに行っていた時期もあります。毎週末、当時住んでいた名古屋から福井まで通っていましたね。その当時は本当に女性アングラー、特にソロアングラーは少なくて、とても珍しがられました(笑)遊漁船に乗るときは大体「大丈夫なの?」って顔をされました。船の上でやることは全部自分でできたんで大丈夫だったんですが。そのころに比べると、最近(ここ7年くらい?)は女性のアングラーがだいぶ増えてとてもうれしく思います。かわいい釣り具やウェアも登場して、釣り具業界のみなさんも力を入れてくれているんだなと感じます。私はロッドやルアーにデコレーションしたり、色を塗ったりして自分専用にして楽しんでいます。女性にとってはお化粧みたいで楽しいんじゃないでしょうか?
どのような釣りのスタイルで釣りをしていますか?
本当にほとんどの釣りを試したことがありますし、今でもいろいろ釣ります。エサを買いに行くのが大変なので餌釣りからは少し遠ざかってしまってますが、「好きなルアーで好きな魚を釣る」という研究は本当に尽きないです。中でも最近は夜のシーバス釣りが多いですかね。仕事終わりや休みの日は大体釣りに行きますね。いま住んでいるところは海まで10分なんで、本当に恵まれた環境です。連休など時間があるときには船に乗ったりもします。先日職場で無理なスケジュールを詰められて「体力持たないよ…」とぼやいたら「釣ばっか行ってるからだよ」と笑われました(笑)
坂本さんにとって釣りの魅力はどんなところですか?
やはり好きなんですよね。魚が好き、海が好き、川も好き、釣るという行為が好き。自然の中にいることが大好きなんです。さっきも言いましたけど、田舎育ちなので自然のなかで育ったんですよね。実は昔虫取りもしていまして、カブトムシ・クワガタ捕りから卒業したのが25歳っていう(笑)さすがに虫かごもって森の中走り回るのが恥ずかしくなってやめましたが、やはり自然の中にいるのは楽しいです。あとは、釣りで出会う人たちがみんないいひとだっていうのもありますね。釣り人同士のトラブルの話とかも聞きますが、私は一度も嫌なアングラーに出会ったことはないです。最近は姫路のBGKっていう釣りクラブに入っていて、情報交換とかをしているのですが、他の人が釣れていると一気にモチベーションが上がって「私も釣りたい!」ってなりますね(笑)
ブログとかでもう10年くらいSundayというハンドルネームを使ってるんですが、当時仕事が休みの日曜日はほとんど釣りに行ってたんですけど、もう日曜日が待ち遠しすぎて、日曜日は私にとって特別な日です。
アングラーに必要なことって何だと思いますか?
私は「あいさつ」を大事にしています。釣りに行って先に釣ってる方らいらっしゃると「お隣いいですか?」って聞きますし、先に帰るときは挨拶してから帰ります。そのほうが気持ちがいいし、トラブル防止にもなってるのかなとも思います。あとは、楽しむ心でしょうか。釣れないときはイライラするというひともいますが、私はあまりないです。釣れないときはどうして釣れないのかを考えて次の手をどんどん打とうとしています。ターゲットが違う、時間帯が違う、仕掛けが違う、ルアーの投げ方が違う…何かを変えてチャレンジし釣れなければ、また別のことを試す。イライラしている暇もありません(笑)そのためには経験と情報が必要ですね。何事も楽しみながら行動してみるのがいいかもしれませんね。新しい竿やルアーを買った直後はモチベーションMAXで「絶対これで釣るぞ!」という意気込みで釣りに臨みます(笑)
これから釣りを始めようかと思っている女性がいたらどんなアドバイスをしますか?
まずは最初の1尾を釣り上げること。それがすべてです。堤防からのサビキ釣り、アジング、エギングなどが初心者も手を出しやすいでしょう。エギングは私も最初のころハマりました。だって釣り竿で魚じゃないイカが釣れるんですよ!?すごくないですか!あと、最初は絶対に、上手な人に一緒に連れて行ってもらってください。もし近くに釣りをする人がいない時は、釣り具屋さんにいって、「釣を初めたいんだけど」と相談してみてください。丁寧に教えてくれるはずです。ほかには、釣りコミュニティに参加するのもいいですね。ある程度人数が集まっているところなら信頼してもよいでしょう。面倒見の良い遊漁船を見つけて、船釣りからデビューするのもいいですね。船の方が大物が釣れやすいですし、機材をレンタルしてくれる船もあります。SNSの釣りコミュニティもありますが、ちょっと怖い気がして私は使ったことはないです。
Deeperをお使いいただいての感想をいただけますか?
ひと昔前なら、手のひらに乗る魚群探知機なんて想像できなかったですよね(笑)時代も変わったんだなぁと思います。でも、時代が変わるなら、釣りもそれに合わせて変わっていくものなのかなとも思います。ここ10年で魚の漁獲量が半分になったとどこかの記事で読みました。魚が減っているのであれば、なおさら魚探は便利ですよね。本当に釣りたいのであれば時代に合わせた釣りをしていくことが大事かなと個人的には思います。
使ってみてですが、スマホで魚群探知画面も見るのも画期的ですが、地形図マッピング機能が本当にすごいなと思います。普段釣っている河口付近は深さが深くても3m程度なので、魚影が映っても、次の瞬間には移動してしまってそこにはいないんですよね。なので、地形図を作って保存しておいて、魚が付きそうな場所を見つけるというのが私の定番になっています。魚が付くポイントがわかれば、活性の低い冬でも釣ることができます。あとは、初めてのポイントでルアーを投げる前に水深とウィードがわかるので、投げるルアーを選ぶことができてすごく便利です。根がかり防止にもなりますね。あとは、マッピングを航空写真でみることができるのもよいです。自分がどこに立っているかが周りの風景から確認できますので。使っているうちにもっと良い使い方が見つかると思うので、どんどん使っていこうかと思います!
今後も目標があれば教えてください。
四国や九州にいるアカメを釣りたいです。日本の固有種で、地域によっては釣りが禁止されていますが、四国では釣れるらしいです。まだ水族館でしか見たことがないので、ぜひ自分で釣ってみたいですね!